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よくある症状

尿路感染症

2019.08.03

尿路感染症とは

尿がつくられて出るまでの通り道である腎臓、尿管、膀胱、尿道を尿路と言います。
この通り道のどこかが細菌に感染し、強い炎症が起きている状態を尿路感染症といいます。

男性(男の子)の方が尿道が長いため、この病気は発症しやすいです。(ただし、2歳以降はほぼ性による差は見られません。)

乳幼児では症状の表現が難しいことから、風邪と思って受診される方もいます。

症状

赤ちゃんの場合、発熱・不機嫌といった症状が出ます。
幼児になると、腹部や背中を痛がる・おしっこを痛がる・普段しないおもらしをするなどの症状が加わります。
学童以上(大人も含む)になると頻尿・排尿時の痛み・残尿感などの症状が現れます。

尿路感染症は病気の総称ですので、炎症を起こした場所で名前が変わります。
炎症を起こした部位によって膀胱炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)などの病名がつきますが、乳幼児期では明確な区別ができない場合が多いです。

原因

通常の尿路感染症の場合、8割は大腸菌による炎症で、残りの2割が尿の出口付近に付着している細菌による炎症です。 
こうした細菌が体の免疫力が低下している時に、尿路のどこかに感染し、強い炎症を引き起こします。

便秘や包茎などがきっかけとなり、症状が起こることもあります。

治療法

発熱を伴わない尿路感染症の場合は、約3日間の抗菌薬(抗生物質)を服用します。
多くの場合は抗菌薬服用後24時間で症状の改善を認めます。

しかし高熱を伴い腎盂腎炎が疑われた場合は抗菌薬の投与は2週間必要です。
最初は食欲もなく脱水気味になっていることが多いので点滴で抗菌薬を投与し、解熱後食欲も出てきたら原因の細菌に有効な抗菌薬を飲み薬で続けます。

抗菌薬は必ず飲み切ってください。症状が回復しても、菌自体は生き残っているので、再発したり、より強い抗菌薬でないと対抗できない耐性菌が出来たりします。

乳児の場合は重症化しやすいので、入院となるケースも少なくはありません。

予防と対策

最も気をつけるべきことは、水分をしっかり取り、排泄することです。
健康な状態でも尿の入口付近には菌が生息しておりますので、それを尿で流しだすことが目的です。
また、排尿を我慢すると膀胱に尿がたまりますので、菌が繁殖しやすくなります。

排便した際に、感染する事が多いことから、排便後の拭き方にも注意してください。

特に女性(女の子)の場合は、外陰部を清潔に保つことが重要です。子どもであれば、排便後は前から後ろに(後ろから前ではなく)拭くように教えてください。規則正しい排尿、排便は尿路感染症の予防になります。
便秘にもなりやすいため、食生活や排尿のコントロールにも気を配りましょう。