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よくある症例

思春期早発症

2019.08.03

思春期早発症

思春期とは、こどもが大人へと成長する過程において心身ともに変化する時期のことをいいます。男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく体が変化する時期です。一般的に男の子は12歳頃より、女の子は10歳頃より性差がはっきりしてきますが、これより2~3年早く始まるのが思春期早発症です。

性成熟が早期にあらわれた結果、成長とのバランスが崩れ障害が生じます。その結果問題になることは、

・早期に体が完成してしまうため、一時的に伸長が伸びた後、小柄のまま伸長が止まってしまう。
・幼い年齢で乳房・陰毛・月経などが出現することから、本人や周囲からの社会的ストレスが起きる。
・まれに、思春期を進めてしまう原因の疾患がないか検査が必要となる
の3点です。

症状

思春期が何をきっかけにして始まるのかは解明されていませんが、性ホルモンが上昇することにより性差がはっきりとしてきます。思春期早発症の主な症状は以下の通りです。

1,男の子
・9歳未満で精巣、陰茎、陰嚢の明らかな発育が起こる。
・10歳未満で陰毛の発育が起こる。
・11歳未満でわき毛、ひげの発声や変声が起こる。

2,女の子
・7歳6ヶ月未満で乳房発育が起こる。
・8歳未満で陰毛発生、小陰唇色素沈着などの外陰部早熟、あるいはわき毛発生が起こる。
・10歳6ヶ月未満で初経が起こる。

女の子で2歳くらい頃までに、片側或いは両側に乳房発育だけが見られることがありますが、進行しなければ、通常これは問題ありません。

原因

男の子では脳腫瘍など器質的疾患に起因することが多く、女の子では原因不明(特発性)のものが多い傾向があります。

治療

器質的異常であれば原因となる病気を治療いたします。
特発性の場合は、性成熟を抑制し低身長になることを防止するために、黄体形成ホルモンなどの分泌を抑制するための薬を4週ごとに1回注射します。