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よくある症状

片頭痛

2019.08.03

片頭痛とは

頭痛にもいくつか種類があり、その中でも日常生活に支障をきたしやすいのが片頭痛です。
最もよく起きる頭痛である緊張性頭痛が、頭全体がギューッとしめつけられるような痛みであるのに対して、片頭痛はこめかみから目のあたりがズキンズキンと痛みます。

体を動かすと痛みが増すので仕事や家事をしたくなくなります。
一度痛みだすとしばらく続き、1ヶ月に1~2度、多い人は1週間に1度と繰り返し起きる事が特徴です。

症状

片頭痛の痛み方は特徴的で、脈に合わせて「ズキン、ズキン」と脈打つように痛みます。
痛みは4〜72時間ほど持続し、片側性に現れることが多いです。

また、片頭痛が起こっているときは音や光に敏感になっていることが多いため、少しの刺激でも吐き気を誘発してしまいます。
普段は気にならない程度のにおいですら気持ち悪くなってしまうこともあります。
階段の上り下りや歩行などといった日常生活の動作に関連して症状が強くなることもあるため、日常生活を送ることがままならなくなるケースもあります。

片頭痛では、何かしらの前兆が現れるケースもあります。
前兆としてキラキラした光がみえる、ギザギザの光がみえるなどの視覚に関する症状が挙げられます。
その他、運動障害・感覚障害・言語障害がみられることもあり、これら前兆出現後に数10分してから頭痛が始まるケースが多いです。
前兆を感じる人はおよそ2割程度いると考えられています。

お子さんが訴える頭痛は検査を行っても異常がなく、心配のない頭痛、片頭痛がほとんどです。稀に脳腫瘍などによる頭痛あり、この場合は注意が必要です。

原因

片頭痛の原因はすべてが明らかになっているわけではありません。
現在、最も支持されている説は、「三叉神経血管説」です。
ストレスなどにより三叉神経(顔の感覚を脳に伝える神経)が刺激され炎症し、さらに血管を拡張し「ズキン、ズキン」と脈動する痛みをもたらす片頭痛を発症するといわれています。

治療法

片頭痛の治療は大きくわけて2種類あります。
頭痛がおこった時になるべく早く鎮めるための治療法「急性治療」と、頭痛があるなしに関わらず毎日薬を服用して頭痛を起こしにくくする「予防療法」です。
発作回数が月に数回以内で、片頭痛発作による生活への悪影響があまりなければ急性期治療を中心にしますが、回数が多い場合や、生活への影響が強ければ急性期治療と予防療法を組み合わせて治療をします。
予防療法の効果が現れるまでに、通常1~2ヵ月の期間がかかります。

急性治療には市販薬も含め鎮痛薬が広く使用されています。
2000年以降、片頭痛に有効なトリプタン系薬剤が使用できるようになり、多くの片頭痛患者さんが恩恵をうけています。
鎮痛薬の上手な使い方としては、頭痛発作のなるべく早期に使用することです。

また薬で早期に頭痛を治めることができるようになった一方で、使用量が増加し薬物乱用による新たな頭痛も報告されています。
薬の服用目安としては1ヵ月に10日以内というのが一般的ですが、月に10日を超えて服用している場合には、調整する必要があります。医師と相談の上、調整するようにしてください。

予防療法の目的は、頭痛発作の回数を半分以下に減少させ、頭痛の程度を軽くすることと、頭痛の持続時間を短縮し、頭痛による日常生活への影響を最小限にすることです。
ただしあくまでも補助的な治療法なので、予防療法だけで完全に頭痛をなくすことにこだわってはいけません。

予防療法にはCa拮抗薬やβ遮断薬といわれる薬剤がよく用いられています。
これらの薬は血管を拡張収縮させる筋肉「血管平滑筋」に作用します。血管平滑筋を弛緩させ、血流を緩やかにすることで、頭痛を起こしにくくする薬です。

お子さんの場合

頭痛のあるお子さんには、規則正しい生活習慣を心がけることがとても大切です。
生活リズムが乱れると頭痛につながる場合もあります。

① テレビやゲームなどで夜更かしをさせないでください。
② 寝過ぎは血管を拡張させるので、休日もなるべく規則正しい生活をさせてください。
③ 暗い部屋でテレビを見たり、画面がチカチカするゲームをしないようにしてください。
④ 低血糖は片頭痛の原因です。朝食をしっかりとるようにしましょう。

ただし、片頭痛を患っているお子さんを朝、無理矢理起こすのは得策ではありません。
上記の生活改善をしつつ、生活のリズムを整えることを優先してください。