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よくある症状

起立性調節障害

2019.08.03

起立性調整障害とは?

起立性調整障害とは、自律神経失調症の一種で、主に血圧、脈拍などの循環動態に影響を及ぼす疾患です。
自律神経とは人の脈拍や胃腸の動きなど、無意識にコントロールされる神経のことで、その神経が上手く調整されない結果、起立性調整障害が起こります。
たとえば、起立時に働くはずの血管の反射が失調して、血液が下半身にたまり、ほかの部分の血圧が一時的に低下して、めまいや立ちくらみなどが起こります。

症状

以下の症状があるときは、起立性調節障害が疑われます。

  • 朝に弱く、なかなか起きられない
  • 朝礼のときに気分が悪くなり倒れる
  • 乗り物に酔いやすい
  • 疲れやすい
  • 動悸(どうき)
  • 息切れがする

症状がひどい場合は、貧血になったように倒れることもあります。
一般に小学校高学年から思春期にかけて症状を訴えることが多いのも特徴です。

原因

午前中に体調が悪く、午後になると元気になるのが特徴で、夜ふかしによる寝不足や、朝食を抜くなどの不規則な食事習慣、ストレスなどが誘因となります。
そのまま放置すると、学校の成績に影響したり、情緒不安定、ノイローゼなどの傾向が現われるので、症状があてはまるときは、早めに小児科専門医の診察を受けるようにしてください。

治療法

起立性調整障害はまず、日常生活の改善から行います。

  • 座った状態や寝ている状態から起立するときには、ゆっくり起立します。
  • 短時間での起立でも足を交差させたり、位置を変えたりするようにします。
  • 水分を多く摂取するよう心がける。1日1.5-2リットルが目安です。塩分は多めにとりましょう。
  • 毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぎましょう。
  • 眠くなくても就床が遅くならないようにしてください。

こうした工夫でも改善が見られない場合に限り、薬の治療を行います。
やってはいけないことは、「怠けている」「根性がない」と無理矢理起こしたり、叱責することです。起立性調節障害は病気ですので、上にあるような生活を見直しつつ、じっくりと治すようにしましょう。

予防と対策

起立性調節障害にかかる子どもは、食生活が不規則で、栄養バランスもかたよっていることが多いといえます。
特にビタミンB群の不足には注意しましょう。ビタミンB1は、神経を機能させるためのエネルギーをつくりだしており、豚肉、ウナギ、ダイズに多く含まれています。
またマグロやサンマ、レバーに多いビタミンB6は、神経伝達物質の合成にかかわっています。そして神経細胞内のたんぱく質や脂質、核酸の合成にかかわっているのがビタミンB12です。 ビタミンB12は、アサリやカキ、レバーに多く含まれています。

どれも自律神経の働きを正常に保つのに欠かせません。
やはりB群の仲間であるパントテン酸は、起立性調節障害の誘因となるストレスに強い体をつくるのに役立ちます。レバー、納豆に多く含まれています。
ビタミンEにも抗ストレス作用があるほか、血流をよくして乱れた自律神経をもとにもどしてくれます。アーモンド、ウナギ、たらこなどに多く含まれているので、しっかりととるように心がけてください。

起立性調整障害チェック表

  • 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
  • 立っていると気持ち悪くなる、ひどいと倒れる
  • 入浴時、あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
  • 少し動くと動悸、あるいは息切れがする
  • 朝起きが悪く、午前中調子が悪い
  • 顔色が青白い
  • 食欲不振
  • 臍疝痛(強い腹痛)
  • 倦怠あるいは疲れやすい
  • 頭痛
  • 乗り物酔い

上記項目に2つ~3つ以上当てはまると自立性調整障害の疑いがあります。