2022.03.04
アトピー性皮膚炎は、赤くかゆみの強い湿疹が慢性的に出る疾患です。
ご家族にアレルギー体質の方がいたり、皮膚が敏感である、皮膚が乾燥しバリア機能が低下しているなどの要素があると発症しやすいと考えられています。
これらの要素にアレルギー原因物質(アレルゲン)や、汗、物理的な刺激などが加わると症状を引き起こします。
アトピー性皮膚炎は体質的な要因に環境的な要因が重なって発症します。
体質的な要因はアトピー素因や、皮膚のバリア機能の低下です。
そのような要因のあるお子様に、アレルゲンや、汗、物理的な刺激、科学物質などのアレルゲン以外の刺激が加わることで症状が現れます。
アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症し、成長と共に治っていく傾向にあります。
ただし、大人になるまで続くことや、一度治ったのに再発した場合は治りにくいなどの傾向もあります。
アトピー性皮膚炎の症状は、赤くかゆみの強い湿疹が繰り返し現れることが特徴です。
湿疹が2か月以上続くかどうかが診断の基準になります。
生後3か月頃から頭部や顔を中心に赤い湿疹が現れ、次第に体にも広がっていきます。アトピー性皮膚炎の場合症状が左右対称に現れることも特徴です。
症状が重くなると、湿疹がじゅくじゅくしたり、掻き壊してしまってひっかき傷になります。
1歳を過ぎるころには、湿疹が赤黒くなり、全身が乾燥してかさかさするようになる場合が多く見られます。そのような状態になると皮膚自体も厚くなりごわごわした感じになります。
症状が現れる場所も首や、ひじ、ひざの裏に移っていきます。
アトピー性皮膚炎の治療は、スキンケアと生活環境を整えることで症状が出にくくすることが大切です。
アレルゲンをできる限り排除し、刺激の少ない綿の肌着を着せてあげ、汗をかいた場合は清潔にしてあげましょう。
また、寝る際に掻いてしまうので、爪をこまめに切り、綿の手袋をして寝かせることも有効です。
塗り薬は症状や部位に分けて使います。
アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド薬を使いますが、ステロイド薬は自己判断で使用を辞めたり、改めて使用したりすると症状が悪化することがありますので、医師の指示に従うようにしましょう。