2022.03.04
「夜泣き」とは、夜中に赤ちゃんが目を覚まして泣くことです。
ということが原因の時は「夜泣き」とは言いませんので違いには注意しましょう。
新生児の頃は、昼夜の区別がほとんどついていないとされています。また、大人であれば眠りについてからレム睡眠(浅い眠り)が睡眠全体の2割程度になりますが、赤ちゃんの場合は、大人とは違い、レム睡眠(浅い眠り)がもっと多いとされています。
すなわち、大人より赤ちゃんは浅い眠りが多く、目覚めやすいということになります。睡眠サイクルが赤ちゃんは未熟なため浅い眠りの際に起きてしまいます。この睡眠サイクルは4~5歳を目途に大人の睡眠に近づいていくまで続きます。
夜泣きがあるかどうか、いつ終わるか、時間帯などは個人差があるので、もちろんほとんど夜泣きの時期がなかったという子も中にはいます。
夜泣きが始まるのは個人差がありますが、日本の育児書などの多くでは、「生後4ヵ月頃から1歳半ぐらい」までとされています。
ただ、正式な定義自体はなく、4歳以降でも夜中にいきなり泣き叫ぶ「夜驚症(やきょうしょう)」ということもありますので、不安な場合は医師に相談することをお勧めいたします。
新生児から生後3ヶ月頃まででも夜中に泣くことがあります。原因の一つとしては、特に新生児は1~3時間おきにお腹が空くので夜中に泣き出すことがあります。その場合には、母乳やミルクをあげることですぐに寝つくという場合もあります。夜中に泣きだしたからと言って慌てず、授乳をしてみましょう。
空腹が原因ということは一例なので、授乳をしても泣き止まない場合は、その他の理由が考えられるので、焦らず一つずつ理由を探していきましょう。
赤ちゃんの夜泣きの原因として、
などが挙げられますが、もちろんこれ以外にも原因は考えられます。
“夜泣き”は「夜間の理由のわからない泣き」でもあるので様々な原因があるので特定は難しいかもしれません。
夜泣きは、原因がはっきりしないので、絶対の対策は難しいでしょう。しかし、赤ちゃんの夜泣きに試すことができる方法がいくつかあります。
夜泣きの対処法として定番として、抱っこや背中をトントンする策があり、同時に「大丈夫だよ」などと声を掛ける、歌を歌ってあげるなどして安心感を与えてあげることです。安心感を与えることでまた眠りにつくということもあります。
その他にも
などスキンシップを行うことも大切です。
母親が近くにいるということを実感するだけで落ち着く場合もあるようです。
夜泣きは、ママもパパも悩みどころの一つでしょう。何時間も夜に泣き止まないということが続くと、それにつきあう親御さんは寝不足で大変なことでしょう。
ママだけで夜泣きの時期を乗り越えていくことは難しいでしょう。一人で頑張りすぎず、パパの協力や周囲の人たち(ご自身もしくはパパ方の親御さん、ママ友や先輩ママさんなど)の理解や協力を得ることを考えましょう。「時期が来れば夜泣きは必ずおさまることだ!」と肩の力を抜いて過ごしていきましょう。
夜泣きをしている赤ちゃんを毎晩何時間も付き合っているとともに、朝起きてご家族の朝食を作って洗濯をして・・・とお母さん(ママさん)は日常生活の仕事がありますし、忙しい中ストレスが溜まってしまったりすると体がもたなくなってきます。
夜泣きの時期を過ぎるまでは、昼間には赤ちゃんのお昼寝と一緒に寝て睡眠時間を確保するようにしましょう。睡眠時間をしっかりととることも大事です。家事が少々手を抜いたとしてもお父さん(パパ)にも理解してもらうようにしましょう。
パパの仕事が休みの日の前日や休みの日にはパパに赤ちゃん(お子さん)を見てもらってリフレッシュする時間を作れるように協力してもらうことも大事なことです。
夜泣きの時期の乗り切るにはパパの協力は必要不可欠です。パパに抱っこを任せるなど少しの間でも見てもらっている間にママがゆっくり寝ることもできるでしょう。
パパでもできることはいろいろあるはずです。
小さなことでも協力してもらえたら感謝の気持ちを伝えてお互いにサポートし合いましょう。
睡眠不足になりがちになるママも少し大変な時期にはなりますが、我が子の成長のあらわれと考え、パパと協力しながら乗り切りましょう!