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よくある症状

発熱

2022.03.04

発熱

発熱は体の防御反応です。
体内にウイルスや細菌が侵入した時に、ウイルスや細菌の増殖を抑えるために体温を上げます。
ですから、発熱したからといってむやみに熱を下げれば良いわけではありません。

お子様が熱を出した時の受診の目安

以下の表はお子様の状況別の受診目安です。
あくまでも目安ですので、状況に応じて医療機関で受診してください。

受診時に医師に伝えるべき情報 発熱以外の確認しておくべき症状
医療機関で受診する時は以下の情報を事前にまとめておくとスムーズに受診できます。

  • 熱は何度あるのか
  • 体温の変化(記録をつけておくとより具体的に伝わります。)
  • 発熱以外の症状
  • 水分や食事は摂れているか
  • おしっこがいつも通り出ているか
  • 元気があるか、機嫌は良いか
  • おしっこの回数や色
  • 発疹
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 鼻水
  • せき

発熱に加えて発疹がある場合は、どのようなタイミングで発疹が出たかを伝えてください。
発疹が出たタイミングは診断のポイントとなります。
発熱と同時に出たのか、熱が下がってからでたのか、という情報を医師に伝えるようにしてください。

発熱時にやってはいけない4つのポイント

①温かくしてあげようと服を着させすぎたり、ふとんをかけすぎる

うつ熱といって、体温がこもりよけいにしんどくなる可能性があるため、部屋を寒くない程度の温度に保ち、肌着とタオルケットくらいで寝かせて体温を発散させましょう。

②体を冷やしすぎる

お子様が楽になるようであれば、氷枕などで体を冷やしてあげてもいいですが、体を直接冷やしても熱は下がりません。乳幼児は体温調節が上手くできないので、冷やしすぎると血行が悪くなったり、病気がかえって悪化したりします。

③寝ているからと水分補給を控える

寝ている間も汗やおしっこで水分が失われていきます。
寝続けているからとそのままにせずに、定期的に起こしたり抱っこしてあげて水分を欲しがるかどうか様子を見ましょう。

④解熱薬に頼ってしまう

発熱は体が病気と闘っている反応ですので、解熱薬でむやみに熱を下げてはいけません。
医師の指示に従って解熱薬を使うようにしてください。