2022.03.04
風疹ウイルスに感染することで発症します。「三日ばしか」ともいわれますが、「はしか」とはまったく違う感染症です。
感染してから2~3週間後に小さな赤い発疹が全身にあらわれます。この発疹は溶連菌で出てくる発疹や他のウイルス感染で出てくる発疹と見分けがつかないため、見ただけでの診断は非常に困難です。熱は出たりでなかったり人によりさまざまですが、いずれにしても3日ほどでおさまります。耳の後ろ、頸部の後ろのリンパ節が腫れるのが特徴です。
平熱で元気でも、発疹が消えるまでは外出は控えてください。食事や入浴などはいつも通りで大丈夫です。
熱が下がり、発疹がすべて消えるまでお休みしてください。
妊婦さんが妊娠初期に風疹にかかってしまうと、先天性風疹症候群といい胎児の目や耳、心臓などに障害をきたすことがあります。風疹と診断されたときは、妊婦さんや妊娠しているかもしれない人には近づかないように気をつけてください。
もし、妊娠中に風疹に感染したかもしれない場合は、産科の医師に相談してください。