2023.02.05
遅くなりましたが、今年最初のブログ投稿です。本年も当クリニックをよろしくお願いいたします。
ついに、5月8日から新型コロナウイルス感染症が第5類扱いになると決まりました。
法的に外出自粛要請や、患者が急増したときの緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の発令はされないことになります。また罹患者及び濃厚接触者の自宅待機も無くなるので社会活動、経済循環の活性化としては大変喜ばしいことと考えます。しかし皆様お察しの通り、もちろん課題も多いです。
★院内発熱外来の問題
5類に格下げになったからといって新型コロナの感染力が落ちたわけではないため、
発熱患者の隔離を止めるのは難しいでしょう。
発熱患者は引き続き隔離の体制を維持してほしいと思われる患者さまがいらっしゃる一方で、5類になったのだから強制的に隔離されるのはおかしいと意見の拮抗した患者さまもいらっしゃることは想像に難くないです。
患者さま各々の要望にできるだけ応えるべく臨機応変な対応で臨む所存です。
★医療費の問題
いつまで、どこまでを公費負担とするのか? 窓口でのご対応をスムーズにしていきたいです。
★マスクの問題
コロナ感染よりも顔を隠せない方が大きな問題と考える人が多いと聞きます。
幼少期に育まれるはずの、お互いの顔の認識・表情から相手の心情を読み取る、相手の気持ちを推し量る能力を、マスクはかなり高い確率で阻害していると感じます。
そういった意味でもマスクなし社会に早く戻ることを願いますが、浸透するまでには時間がかかりそうですね…。
などなど、5類扱いを迎えるにあたり対策しなければならないこと、実際に5類になってみて初めてわかることも多いと考えますが、新たな変異株の出現によって5類移行が阻止されないことを祈るばかりです。
刻一刻と変化する情勢をその都度鑑み、患者さまの戸惑いを少しでもなくすよう努めて参ります。
改めまして、本年も当クリニックをよろしくお願いいたします。