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院長のつれづれ

【院長のつれづれ】夏カゼ流行に思うこと

2023.06.11

新型コロナ感染症が5類になり1ヶ月が経ちました。
現在乳幼児の間で猛威をふるっているのが手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)といった夏カゼです。

緊急事態宣言、3密(もうすでに懐かしい)回避のためイベント事中止、マスクの浸透、うがいや手洗いの励行が功を奏し 最近3年間は夏カゼはそれほど多くなかったですが、5類になり人々の交流が解禁された今期は顕著です。

特に4月から保育所幼稚園に通い出した乳幼児が洗礼を受けるパターンが多く、これは毎年のことなのですが、今期は特に4月からずっと咳、鼻水がある、1週間に一度は必ず熱が出ると言ったお子さまが多いと感じます。
ずっと、なるべく外界から隔離の方針できたので人々の免疫力が落ちてしまったのが原因のひとつと考えられています。
長期間 コロナを避けるように努めてきた代償がこれとは何ともやるせない気持ちですが、そうやってみんな強くなってゆくのです。

最近では麻疹(はしか)患者の発生が報告されています。これはワクチン普及でウイルスが淘汰されかけていて、麻疹に対する免疫力が落ちてきた(ワクチンで得られた抗体も低くなってしまったことにもよる)ことによって、おそらく海外から持ち込まれたウイルスに感染してしまったものと思われます。

やはりウィズコロナ、ウィズ各種ウイルス、ウイルス共生の考え方は正しいと思います。
ワクチンで防げる感染症はワクチンを!ですね。