楽しかった夏休みが終わり早くも1ヶ月が経とうとしていますが、世間では新型コロナ第9波と季節外れのインフルエンザが蔓延しています。

前者はもう9回目だし、感染症法5類に下がったこともあり もう慣れてしまったと言えば語弊があるかもですが、後者の流行は意外でした。

患者さまの検査希望がない限り、基本流行期以外は検査はしないので判明しないのですが、夏にもインフルエンザの小規模発生はあります。今季はインフルエンザ+新型コロナ 同時にわかる検査キットを使用することが多いため、夏のインフルエンザを引っかけているだけかと思っていましたが、、、、

さらにアデノウイルス流行も混在し、発熱外来はカオス状態です💦

プール熱なら診察だけで診断はつくのですが、症状は熱だけのアデノ / 新型コロナ / インフルエンザの鑑別は、直近で家族のどなたかが当該ウイルスに罹患したといったことがなければほぼ不可能です。
なので、どの疾患か網羅したい患者さまは、イヤな鼻ホジホジ検査を複数回しなければなりません。。。

この時期でのインフルエンザ流行の理由としては、2022-2023シーズンにあまり流行しなかったこととワクチン接種率が例年に比べて少なかった(供給量も少なかった)ことにより、Fluに対する免疫力がかなり落ちていることが理由のようです。

さらにさらに、今夏からいまだに続く暑さも人々の免疫力低下の一端を担っているとか。。。

インフルエンザに限らずですが、ウイルスが消えて無くなることはないため、ある程度流行して、ワクチン接種(賛否両論はございますが)も励行して、普段から集団免疫をつけておくことは大切なのではないかと考えさせられる今日この頃です。