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院長のつれづれ

【院長のつれづれ】低年齢小児への新型コロナワクチン

2021.11.11

12歳以上の小児及び成人に対しての3回目接種を日本でも始めていくと厚労省が提言してから1ヶ月と少し

 

米疾病予防管理センターは、5〜11歳の小児に対しての新型コロナワクチンの接種を推奨すると発表しました

 

そして昨日(11/10水曜)、ワクチン製造元ファイザーが、5~11歳を対象としたワクチンの製造販売について、厚労省に承認申請した、と報じられました。

果たしてそれに日本も追随するのでしょうか

 

 

有効な成分は12歳以上に比べて3分の1の量となるようなので接種量は0.1mlと少なくなりますが、接種部位・方法は変わらず肩の三角筋で筋肉注射のはずです

 

今までの年齢の方はほとんどが成人でしたので、針を刺す恐怖と痛みに耐えてジッとしていただいていましたが、5〜11歳となるとそうはいきません

 

厚手の服を着て来院される季節なので、肩を出していただくだけでも苦労すると思われます

半ば羽交い締めに固定して接種せざるを得ない子もいるでしょう

 

 

しかも接種部位は皮下ではなく肩の筋肉です

加えて皮下接種に比べて針は長く太い

かなり目にガッチリ固定しないと危険が伴います

それを2回、3回も………!

 

 

時間と労力、マンパワーが必要となってきます

患者さま側としても、それだけの恐怖と痛みに耐えるだけのメリットはあるのか

 

 

私個人の意見としては、世界と比較して小児の重症化が少なく、小児患者の大部分は成人患者からの感染である日本では、全ての小児にではなく重篤な基礎疾患を持つ人に絞って接種するのがよいと考えます

 

 

皆さまはどうお考えでしょうか?