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院長のつれづれ

【院長のつれづれ】新型コロナとインフルエンザ その2

2021.01.13

インフルエンザが全くと言っていいほど流行っていないのは もちろん新型コロナのせい(おかげ?)なのですが、いくつか要因があります。

①マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、三密を避けるなどの行動による
②例年に比べてインフルエンザ予防接種する人が増えた
③ウイルス干渉が起こっている
一人の人間に複数のウイルスが感染したとき、一方のウイルス増殖が抑制される現象です
④先にコロナが感染したことによって人の自然免疫が活性化していて、インフルエンザをやっつけてくれている

こういったことが要因となって、今季のインフルエンザ流行阻止につながっているのです。

日本では毎年、インフルエンザには約1000万人が罹り、約1万人が亡くなって(インフルエンザ関連死含める)います。
新型コロナはこのおおよそ一年で罹患者 約29万8千人、死亡者約4200人(1/12時点)です。

今季は新型コロナの流行が影響してインフルエンザ罹患者死亡者が激減しているといえます。
決して新型コロナを容認しているわけではありません。天然痘のように根絶させることは不可能なので、うまく付き合っていくしかないと考えます。

その一つの方法として、新型コロナを二類感染症から外すことを私も推します。そうすれば、全国の病院で医療逼迫、医療崩壊寸前と叫ばれることも少なくなるのではないでしょうか? 皆さまはどう思われるでしょうか。